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ご内陣仏具 洗浄・修復

ここでは寺院での仕事を紹介します。
仏具の状態により、クリーニングや修復を判断します。
傷みが極めて少ない場合、本堂内でクリーニングを行います。
また傷みがある場合は、職人の工房にて塗り代えを行います。
立て替えや法要の前に、長期間お預かりしての施工も可能です。

人天蓋の洗浄作業

洗浄作業 1 依頼

天蓋全体

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長年に渡り、お線香や護摩のススできつね色になった天蓋です。
普段、お手入れできないものですので、今回、当社に洗浄の依頼を頂きました。


洗浄作業 2 施工について

天蓋

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施工自体は、本体の天蓋からようらくを取り外し、部分ごとに洗浄しています。
この場合、金箔が剥がれたりしていませんので、元の姿に戻ります。
特に、傷みがない場合は、購入当時の姿に戻るので大変喜んで頂くことができます。

洗浄作業 3 準備

本堂に養生

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ようらくを外し、本堂に養生をおこないます。
これは、本体と別々に洗浄を行う必要があります。

洗浄作業 4 洗浄

ようらくの洗浄

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ようらくの洗浄です。
左側のようらくが美しくなりつつあります。

洗浄作業 5 使用する薬剤について

洗浄した後の液体

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ようらくを洗浄した後の液体です。
ススやほこりを含むために、真っ黒になりました。
参考までに、この薬剤は環境に優しい成分ですので、仏具を傷めることもなく、そのまま流しても問題はありません。

洗浄作業 6 洗浄前、洗浄後のようらく

洗浄前、洗浄後のようらくです

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洗浄前、洗浄後のようらくです。
洗浄した後のようらくは、まるで新しく金箔を押したような美しさです。
しかし、これはこのようらくが造られた当時の金箔の輝きなのです。

矢印

洗浄後の天蓋

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洗浄後の天蓋

新品のように美しくなった天蓋です。
しかし、これは洗浄をしただけです。
金箔が残っている場合は、このように洗浄だけで美しくなります。

洗浄後の天蓋

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洗浄後の天蓋

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前机の塗り替え

洗浄後

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洗浄後

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部品1
部品2

元々の造りがしっかりしているので、金箔や彩色の痕跡が残っています。細工の彫りもキレがあります。

矢印

洗浄後

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洗浄後

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この前机は、約150年ほど前の前机です。
細工に彩色が施され、豪華な細工になっています。傷みが多く、全体的にずれが出ているので、木地を直し、締め直しを行いました。
150年ぶりに、新しい塗り、彩色が蘇りました。

仕上がり
仕上がり2
仕上がり
登高座一式塗り替え
登高座1
登高座2
登高座3
仕上げ1
仕上げ2
仕上げ3
ご内陣漆磨き
磨き前
磨き前

こちらはお宮殿の上盤の漆磨きです。
普段、お手入れをしていてもどうしても曇ってきてしまいます。この場合は、手磨きを行います。

磨き後
磨き後

時間をかけて磨き上げていくと、元の光沢がよみがえります。上部に置かれたお宮殿が映り込むほどの磨き上げになりました。

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