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懸衣翁(けんえおう)新調製作

懸衣翁(けんえおう)とは、死後の世界の三途の川のほとりにある衣領樹(えりょうじゅ)という木の上、または川辺にいる奪衣婆の隣にいるといわれる老人でです。

奪衣婆と共に十王の配下で、奪衣婆が亡者から剥ぎ取った衣類を衣領樹の枝にかけ、その枝の垂れ具合で亡者の生前の罪の重さを計るとされています。

罪の重い亡者は三途の川を渡る際、川の流れが速くて波が高く、深瀬になった場所を渡るよう定められているため、衣はずぶ濡れになって重くなり、衣をかけた枝が大きく垂れることで罪の深さが示されるそうです。
また亡者が服を着ていない際は、懸衣翁は衣の代わりに亡者の生皮を剥ぎ取るということだそうです。

脱衣婆に関しては、お祀りされている寺院様はございますが、この懸衣翁に関しては、参考にする仏像がないため寺院様の掛け軸から絵図を起こして彫刻を行いました。

木地
木地
木地
仕上がり
仕上がり
仕上がり

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